Windows 11を半年触ったので使用感を話す

はじめに

Windows 11 21992がリーク(2021/06/16)されてから半年が経過しました。
Insider向けに配布されたビルド(22000)は2021/06/28だったので、
本格的に使い始めてから半年を迎えるのはこの記事の執筆日から7日後になります。
今回は大体半年触った人からのメリット、デメリットを話していきます。

21992がリークされるあたりの状況

21992のリーク前

まず21992がリークされる前から話していきます。
その時はWindows 10Xが開発されている情報がすでに世に出回っており、
プレビューでMicrosoftの中の人以外も試せる状況になっていたのですが、その後
Windows 10Xの開発は中止された
という情報が5月あたりにメディアから報じられ、
3月あたりに情報が出ていたSun valleyにフォーカスが向いていきます。
しかし、自分的にこのSun valley、大幅なUI変更やプレビュービルドの変化があまりなかったことから、
これ、「Longhornと同じ運命になるのでは…?」と若干思っていました。
(LonghornとはVistaのコードネーム。もともとXPの更新として開発していた)
それでもリリースされたらUIもいい感じになるんじゃないかな~ととりあえず期待していたのですが…

21992のリーク後

本当になってしまった。
流石に開発リセットとまでは行かなかったものの、Windows 11を開発しているという情報が
とりあえず世に出回り始めました。もちろんその後のSun valleyも21H2としてリリースされましたが、
Windows 11のリリースによりUI変更はありませんでした。
ちなみにデスクトップ上にこれ内部ビルドだよ!!リークしたら解雇したり、訴えたりするよ!!
みたいな警告がなかった(実際にはあったらしい?)ので、これ偽物かな…?という気持ちもあったのですが、
その後Microsoftが発表会をするニュースが出てきたので、リークの内容を
知っていた人は全員何かを察したと思います。

Windows 11の変更点に対する評価

デザインは非常に良くなったと思います。
ですが、全てが刷新されたわけではなく、所々に10のカクカクしたデザインがあり、
7,8.x,10,11のデザインが混合しているって声をどっかのバードリーで見た気がします。

エクスプローラー

エクスプローラーは改良され、見やすくなっています。
リボンのごちゃごちゃしたUIが消滅したのは良い。
FilesというFluentなデザインをしたファイルマネージャーもありましたが、
なんだかんだで小さなウィンドウにいい感じに収まっているエクスプローラーが一番使いやすいと思います。
詳細表示の一個一個の縦幅が広いのはフォルダーオプションでコンパクト表示にチェックを入れれば、
今までの一覧性の高い詳細表示に戻ります。(非常におすすめ)

タスクバー

タスクバーに関してはWindows 10の方が良かったかなという印象です。
ウィジェットやチャットボタンは一瞬で非表示にしました。
検索ボックスは前から使ってたので表示しています。

中央寄せはTaskbarXで慣れていたので大丈夫かな~と思っていたのですが違和感を感じました。
その理由がスタートボタン、検索ボックスまで中央に寄せてしまうからでした。
TaskbarXはピン留めしているアイテムと開いているアプリのみ中央に寄せます。
しかし、Windows 11の中央寄せはスタートボタン、検索ボックスも
ピン留めしているアイテムの左に寄せてしまいます。
脳は常に「Windowsのスタートボタンは左下にある」と覚えているので非常に使いにくいです。
しかも開いてるアプリケーションの数によってスタートボタンも一緒に動きやがります。
通知領域や時計は右にいるのに、スタートボタンはなぜ中央に寄せてしまうのか…
後地味に縦幅が増えたのでタスクバーの縦占領量が増えました。

そして小さいアイコンや上左右配置はできなくなりました。
また、通知領域の話になるのですが、ネットワークと音量が一緒のボタンになりました。
コントロールパネルから通知領域に表示するアイコンのカスタマイズも不可能になりました。
これが何を意味するかというと、音量調整をEartrumpetに置き換えることができなくなりました
前まではコントロールパネルで音量アイコンを「アイコンと通知を非表示」にすることで
「隠れているインジケーターを表示」の中に隠し、Eartrumpetを「アイコンと通知を表示」
にすれば、音量をEartrumpetのものに置き換えることができたのですが、
それができなくなってしまったので、Eartrumpet自体は使えるのですが、音量調整が2つになる
というややこしい現象が発生してしまいます。別に間が開いてるので一瞬で見分けられますが、
デザイン的には全く良くありません。このせいでEartrumpetを使っている人は
Twitter(バードリー)にデスクトップのスクショを上げると
「音量が2つあるやんダサすぎワロタwwwwww」という煽りを食らうことになります。
ついでに日時表示の部分でカレンダーを出しても時計の秒数まで見ることはできなくなりました。

スタートメニュー

スタートメニューはより改悪しました。
まだ前のタイルデザインのほうが良かったです。前よりデカイ上にサイズ変更ができない。
その癖一個一個のアイテムの間隔は広いので、電源オプションやすべてのアプリまでのカーソルの移動量が
Windows 10よりも増えています。そしておすすめの部分が全く必要ない。
特に全てのアプリに行くまでにワンクリックが必要で、その上そこにたどり着くまでの時間も増えています。
検索ボックスで引っかからないアプリもあるので、素早く目的のアプリを開けないのは
本当に不便になったと思います。Win7のスタートメニューに戻して…
おまけにサイズ変更もできなくなりました。11になってからカスタマイズ性が低下した気がする…

設定

これに関しては10でも11でもどっちでも良いかなって感じです。
ですが、まだコンパネに行かないと変更できない箇所があったりするので、
早い所統一して欲しい気持ちが強いです。
ですが、ここでもFluentの悪い部分が出てきています。
ボタンなどの要素が大きくなり、最大化しないとまともに設定ができません。
もちろんカーソルの移動量が増えました。
最大化しなくても十分操作しやすい状態に収まっているコンパネに戻してくれ…

右クリックメニュー

Fluentの悪い所がここにも出てきました。
まず文字と幅がでかくなったのでカーソルの移動量が増えたのは言うまでもなく。
Visual StudioやVSCodeなどの開くオプションは「その他のオプションを表示」しないと
見えなくなってしまったので、2クリックが必要になります。
そしてコピー貼り付け名前変更削除などはアイコンで上にまとめられました。
慣れればいい話でもありますが文字の方がわかりやすかったです。
ショートカットキーを使えばいい話ですが名前変更だけはCtrl+ZXCVの中にない(F2)ので、
右クリックメニューは使いにくくなった気がします。戻して…

ざっくりまとめると

Windows 10よりもデザインは良くなったのですが、所々にFluentの悪い所が出ている印象です。
一個一個の要素が10と一緒の大きさになって、間隔が狭くなればもう少しマシになりそう。
特にスタートメニューがデザイン重視すぎてカーソルの移動量が多くなっています。
タッチデバイスの操作に最適化されすぎて、8ほどではないですが使いにくくなりました。
そしてUIのカスタマイズ性がほぼ消滅してしまったので、外部ソフトに頼らなければ
なかなか理想の環境にはたどり着けなさそうにないです。




「SABえも~~~~ん!!!!!!!!!!!!!」

というわけで、StartAllBackを使う

別に案件じゃないので安心してください。
エクスプローラー、タスクバー、スタートメニュー、右クリックメニューを元に戻します。
むしろこれを紹介したかったので記事書いてるまであります。
先に言っておきますが有料ソフト($4.99,Paypalかクレジットカード)です。
30日間のトライアルがあるのでもし買うならとりあえず試してから買うことを推奨します。

タスクバー、スタートメニュー

理想形。Fluent感も損なわれていないのが良い。縦幅もWindows 10の高さに戻ります。
左寄せももちろんいけます
アイコンがない部分を切り抜くこともできます
好きな色で染めることもできます(スタートメニューも同様)
小さいアイコンにすることもできます
スタートボタンは5種類あります(5番目の白いやつはClassic Shellのフォーラムで見つけたやつなのでないです)

縦もいけます。

音量調整をEartrumpetのものに置き換えた例

コンパネでのアイコン変更も復活するのでEartrumpetに置き換えることもできます。

スタートメニュー

(アイコンが見切れているのはスクショの仕様です)

スタートメニューも7のUIに戻せます。すべてのプログラムへのアクセスは1クリック必要ですが、
移動量が圧倒的に減るのがやっぱり良い。
スタートメニューのピン留めも7と同じく小さいアイコンにして一覧性も上げることができます。
縦幅も7と同じく変更可能です。

エクスプローラー

前の右クリックメニュー

右クリックメニューも10までの物に戻せます。角丸なのでしっかり馴染んでいます。

Windows 7のコマンドバー

Windows 11のコマンドバーから、Windows 10のリボンにしたり、
Windows 7のコマンドバーにすることができます。Windows 7のコマンドバーはコンパクトになるのでおすすめ。

StartAllBackの良い所

  • タスクバー、スタートメニュー、エクスプローラー、右クリックメニューを戻せる(そこそこ広い範囲)
  • 高いカスタマイズ性
  • 一時的にOFFも可能なので、Windows11のデザインに戻したい場合にアンインストールせずに戻せる
  • 角丸デザインなので7のUIに戻してもFluentに馴染む

StartAllBackの悪い所

  • UIの改変をするのでシステムがぶっ壊れるかもしれない
  • 10のスタートメニューには戻せない
  • StartAllBack設定の「ようこそ」のみで設定できる項目が一部あるので手間(カレンダーとか)
  • 1PC1ライセンス買う必要がある(購入時に2PCsを選んでまとめ買いすれば少しお得)
  • 設定画面では日本語非対応(変更後のUI自体はしっかりと日本語化されています)

大体良い所や悪い所を上げるとこんな感じです。
デメリットの方が多いように見えますが、メリットの一個一個のデカさで勝てます。
とりあえずさっきも言った通り30日間試用して自分の理想と合っているか確認してください。
もちろんシステム改変系なのでこのサイトの内容を試すなら自己責任でお願いします。

最後は案件記事みたくなってしまいましたが、
本当にWindows11が使いやすくなるので、騙されたと思って30日試用してみてください。
NetflixかDiscordNitroClassic一ヶ月我慢すれば買えるから!!!!!!!!!!!
というわけでWindows 11の大体半年使った人からの使用感の話(語彙力がシンガポールで飛んでる画像)でした。

リンク集

StartAllBackのダウンロード – https://www.startallback.com

StartAllBack/StartIsBack(Win10用)の購入 – https://www.startisback.com/#buy-tab
(俺は30日試用しろって言ったからな!!これで「買ったら期待通りじゃなかったんですけど~~
どうしてくれるんですか~~~~~wwwwwww」
なんて言っても知らないからな!!!!!!)

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Posted by CYakigasi