Windows Longhornの話(効果音)
はじめに
CYakigasiです。
Windows Longhornの話をツイートしたかったのですが、長くなりそうなのでブログで話します。
Windows Longhornとは?
Windows XPのアップデートとしてリリースする予定だったものです。
そのコードネームが"Longhorn"でした。
しかし色々あってWindows Vistaとしてリリースすることになりました。
なぜWindows Vistaとしてリリースしたのか
Windows Vistaといえばあの当時の状況などあって激重OSとして扱われていた印象ですが、
もともとはWindows XPのアップグレードとしてリリースする予定でした。
サイドバーやAero Glassなどの機能追加を行う予定でしたが、
アップデートと呼べるレベルではなくなってきたためWindows Vistaとしてリリースすることになりました。
Longhornの開発は一度リセットされている
Longhornの開発途中にWindows XPのセキュリティ問題が発覚したり、メモリリーク問題などが起きたり…
色々あってLonghornの開発は一度リセットされました。
Longhornには独自の効果音が用意されている…?
は嘘です。また読者にムダ知識が増えました。
元はNeoSoundsというサイト上でDeep Fantasyという名前で販売されていた
WindowsXP/2000用の効果音パックだったようです。
Wayback Machineにアーカイブが残っています。
では実際のLonghornには何が使われていたのか
Windows XPの効果音です。
RTMあたりでもWindows XPの効果音が使われていることを確認できました。
(一部のビルドではVistaのサウンドに置き換わっているかもしれません)
Sigma OSの起動音
Sigma OSとは?
Longhornのビルド4074を元に作成されたWindowsの改造OSです。
仮想マシンにインストールしやすいように最初からドライバーファイルが入っていたり、
Aero Glassを簡単に動作させられるようにレジストリなどが事前に追加されています。
Sigma OSには最初からLonghornで使われていたとされる起動音が入っていますが、
実際の4074には他のビルドと同じくXPの起動音が使われています。
起動音を鳴らすプログラムを作り、そのショートカットを
スタートアップフォルダーに置いて起動音を鳴らしている仕組みなので、
これは非公式に追加されているものです。
そもそも開発中のISOってどこから流れて来ているのか
WinHEC(Windowsの発表会?詳細不明)の参加者の一人が配布されたプレビュー版のDVDのコピーを
アップロードしていたり、Microsoftの元社員がリークしたなどが濃厚だと思います。
- 2003年10月 Professinal Developers Conference(開発者向け会議らしい。詳細不明)でLonghorn4051
- 2004年5月 WinHEC 2004でLonghorn4051 PC Watchの記事
- 2005年5月 WinHEC 2005でLonghorn5048(開発リセット後) PC Watchの記事
いい感じだったら続編も出したいな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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